あいをください。

、私に愛を下さい」
「―――は?」

つい、間抜けに返す。

「何いきなり…」
「ですから、私に愛を下さい、 ?」
「いや、いきなり愛くれ言われても困るんだけど」
「どうしてですか?」

そう言っている本人であるジェイドはを満足そうに を後ろから抱きしめながら(抱きついてるとも言う)そう尋ねる。

「てーかそもそも愛って何よ」
「何でしょうねぇ」
「…」

はぁ、と溜息を吐き出して は言う。

「それは何、私に構って欲しいって事なの? 『カーティス大佐』?」

の目の前に広がるのは書類の山々。
現在書類整理中だ。

「そうかもしれませんね」
「仕事終わってないから終わるまで待って」
「嫌です」
「我侭な大佐さんですこと」

再度溜息を、先程よりは軽く、笑いながら吐き出した。

「仕方ないなぁ…」

後ろを向いて。

「これで我慢して?」

そう言ってジェイドの服の襟を引っ掴み唇にキスをする。

「…私はまだ、仕事残ってるんだからさ」

くすっと笑って。
暫くジェイドはぱちくりと瞬きしながら起こった事を整理して。

「…仕方ありませんねぇ…。
「ん、何?」

そうして振り向いた に仕返しと言わんばかりにキスをして。

「仕事が終わるまで抱きついて待ってます」
「抱きつかれてると早く終わらせようにも終わらんっつーの」

がジェイドの額を小突いて、両者共に笑い出した。

BGM:青いベンチ(サスケ)
2006/04/08