超自然的依存症。

「それはまるで必然」
「いきなり何ですか、大佐?」

呟きを零したその大佐に は問う。

「いえ、あまりにも偶然で、必然で、自然だと思いまして」
「だから、何がですか?」
「何だと思いますか?」
「質問に質問で返すのは感心しません」

その の言葉に、ジェイドは肩を竦める。

「貴方と私が出会ったこと。そして、現在。それが、あまりにも、でしたので」
「偶然かつ必然に出会って、現在の状態が極自然…ってことですか」
「そうです」
「そう言われてみればそうですね」

まだ、 とジェイドが出会ってから1年も経たない。
それだというのに、何か昔からの知り合いかのように。

「不思議ですねぇ」
「私は先ほどまで大量に書類があったはずの大佐が既に終わられてるのが不思議です」

の方が先に仕事に手をつけたというのに。

「本当に不思議ですねぇ」
「その言い方ムカつきます」

そう言って、 は仕事に戻る。
と、同時背後に気配を感じて、それでいて彼女はそれを無視した。

すると、それは後ろから腕を伸ばして を捕らえる。

「これも、自然であり必然であり偶然です」
「大佐の場合は計画的犯行、って言うんですよ」
「おや、酷いですねぇ…」
「実際そうなんですから仕方ないじゃないですか」

そう言って、 はペンを走らせる。
それから暫くして、ふと違和感に気付く。

「―――大佐」
「何か?」
「先ほどから私の髪を玩んでおられる様ですが」

一瞬ばかし引っ張られたり、何か動くと思っていたら。

「何故でしょうか」
「何故でしょうね」
「答えて下さい」
「仕方ありませんねぇ…」

ふっと溜息を吐き出して、 の耳元でそっと囁く。

「貴方に触れていないと落ち着かないんですよ」

それ即ち。
ディペンデンス―――依存症。

BGM:明日へのbrilliant road(angela)
2006/04/18