PureRose

綺麗な綺麗な薔薇の花。
その薔薇は美しく儚く。

混ざりけのない、純粋な薔薇。

「…貴方はどうして」

その声は聞き飽きたくらいに聞いている。

「純粋過ぎるくらい、僕に従う?」

そう問われるのも何度目だろう。

「言ったでしょう、私は貴方の為の薔薇。貴方を引き立たせるためのモノよ」

貴方の為だけに存在するモノ。

「貴方の命令があればなんでもするわ。例え暗殺でも」

ならば。
と彼は言う。

「ずっと僕の傍に居ろ」
「…貴方が望むのなら」

そう、彼女は簡単に言った。

「そして…昔の貴方に戻ってくれ…」

今の君は、操られ人形。
僕が操っているわけじゃない、君自身が君を操っている。

「それが僕の望むことだ」

純粋過ぎる美しい薔薇よ。
高貴なる薔薇よ。

全て縛られてはいけない。

メールマガジン配信:2006/04/28